住む場所を探す
オーストラリアに到着したら、まずは日本から予約した宿泊先で一旦落ち着きましょう。
ホームステイの方はおおよそ1ヶ月ほど滞在できると思いますが、ホテルやバックパッカーズホステル、Airbnbなどを利用している方は1、2週間の間に次に住む場所を見つけなければいけません。
以前の記事でもお伝えしたように、オーストラリアでは2022年現在、住む場所が非常に見つかりづらくなっています。
新型コロナウィルスによる制限解除のため、たくさんの方々がオーストラリアに来れるようになりました。その反動で、良い条件の住まいはどんどん埋まっています。
そのため、ゆっくりしたいところですが、積極的に住まい探しをすることをおすすめします!
そこで、オーストラリアの住居スタイルを簡単にご説明します!
- シェアハウス
- 賃貸
- ファームステイ
シェアハウス
ワーキングホリデーに来ている方のほとんどがシェアハウスに住むといっては過言ではないくらいシェアハウスが人気です。
シェアハウスは、複数部屋のある家を数人で共有するスタイルです。日本ではあまり馴染みがないですが、家賃の高いオーストラリアでは現地の方も含め若者の間で主流の居住スタイルになります。
一番多いのはキッチンやバス・シャワーは共同で、自分の部屋があるスタイルです。
シェアハウスの検索サイトは以下をご参照ください。
現地サイト
・Gumtree Real Estate
・Flatmates.com.au
・Shared flats, rooms, sublet, accommodation Sydney (Facebook)
日本語サイト
・日豪プレス
・チアーズ
・JAMS.TV
自分の条件に合う部屋を見つけたら、投稿者にメールを送り、内見の日程決めをします。内見を行い、お互いが納得をすれば合意した日にちから住むことができます。
不動産を介していないため、過去の居住歴や仕事の証明などがいらないことがほとんどです。
こういったこともワーキングホリデーの方に人気の理由の一つとなっています。
賃貸
賃貸は日本と同様で、不動産を介して大家さんと契約する方法です。
どうしても他の人と家を共有することが難しいといった方は賃貸契約に挑戦してもいいと思います。
私たちは夫婦で来たため、賃貸に挑戦しました!
運良く住む場所が2週間で見つかりましたが、結論から言うと、渡豪後の最初の住まいとして賃貸を探すことはあまりお勧めできません。。
理由としては、日本から来たばかりの人は現地では生活の歴がないからです。
仕事もまだなく、現地で過去に賃貸の歴がない人に大家さんもなかなか貸してくれません。
日本で一人暮らしをしていた方は居住歴として日本の賃貸情報を提出することもでき、他にも日本の銀行の口座残高を提出することで、少しは信頼を得られる可能性はありますが、やはり難しいのが現状です。
オーストラリアで、仕事が見つかり、ある程度生活ができるようになった後は現地で生活しているという証明ができるため、契約に繋がりやすいと思います。
賃貸に関しての詳しい情報は下記の記事をご参照ください。
ファームステイ
オーストラリアのカントリーサイドに行く方はファームステイも居住スタイルの一つです。
オーストラリアで果物や野菜のピッキングをしたい人はこちらに該当します。
ファームステイとは、3つの種類に別れており、主に農業を手伝いながら生活する方法です。
- ホリデータイプ
ホリデータイプはファーム体験プログラムになっています。長期滞在ではなく、1泊2日など、アクテビティー感覚として行く場合です。宿泊、食費などを事前に支払い、ファーム生活を体験できます。 - エクスチェンジタイプ
エクスチェンジタイプは、滞在場所と食費をファーム側が受け持ってくれる代わりにお仕事を手伝うスタイルです。
World Wide Opportunities on Organic Farms (WWOOF)制度を用いて行うことが多いです。
オーストラリアのWWOOFは事前登録が必要で、登録には12ヶ月の場合$70、6ヶ月の場合$50かかります。
この制度を使うと、安全が補償されたホストだったり、トラブルの際にサポートしてくれたり、保険がついていたりとサポートが充実しています。 - 労働タイプ
労働タイプは家賃、食費は自分で払う代わりに給料をもらえるタイプです。ベリーピッキング目当ての方はこのタイプに該当すると思います。
オーストラリア政府推奨のサイトがあるので、こちらをご覧ください。
労働タイプは自分自身でファームの雇い主と交渉しなくてはなりません。あるいは知り合いの方から紹介してもらうといった方法があります。そのため、ある程度英語力が必要です。
ファームステイもはじめの住居としてはハードルが高いですが、英語も慣れてきて、1年ではなくもっと長くオーストラリアにいたい!と思った方は、労働タイプで政府指定のファームで3ヶ月以上働くことでセカンドワーキングホリデービザの申請を行うことができるので、おすすめの居住方法となります。
在留届を提出
海外に3ヶ月以上滞在する場合は必ず「在留届」を外務省に提出しましょう!
在留届を提出すると、現地で緊急事態が起きた時(災害、事件、テロなど)に日本国大使館や総領事館から迅速なメール、連絡を受け取ることができるようになります。
逆に提出を行わないと、外務省があなたが海外にいることを知らないという状況になります。
そうなると、事件や災害に巻き込まれた時に、安否確認や家族への連絡ができないということになります。
そのような事態を防ぐためにも、必ず提出しましょう!
※在留届を出すには、現地の住所も必要なため、長期間滞在する場所が決定したら申請を出しましょう。
申請は「在留届電子届出システム」を使ってオンラインでできるので、こちらをチェックしてみてください。
Tax File Number(TFN)の取得
在留届と同じくらい大事なのが、「Tax File Number」略してTFNです。
TFNはオーストラリアの「納税者登録番号」のことです。
ワーキングホリデーの場合も、学生ビザの方も、働く場合は必ず雇用主に渡さなくてはいけない番号となっています。
TFNを申請することで、給料から適切な税金が引かれる仕組みになっています。逆にTFNを申請せずに働いてしまうと収入に対して最高課税がされるため、手元に残るお金が減ってしまいます。
オーストラリア国内からでないと申請できないため、到着した後に忘れずに申請しましょう。
以下の条件を満たす場合、TFN申請が可能となります。
- オーストラリア以外のパスポートを持つ永住者、または短期滞在者
- すでにオーストラリアに入国済み
- 以下のいずれかのビザをお持ちの方
– 永住ビザ
– 就労可能なビザ(ワーホリが含まれます)
– 学生ビザ
– 無期限滞在が許されたビザ(ニュージーランド国籍を有するなど)
申請は「オーストラリア税務局公式サイト」からオンラインで行います。
申請してから1−2週間後にTFNの記載された書類が郵便で届くため、失くさずに保管しましょう!
申請の詳しい手順に関しては別途記事をご参照ください。
現地の銀行口座を開設しよう
到着してから行う手続きの最後は銀行口座の開設です!
オーストラリアでは主に4つの大手銀行が存在します。
- ANZ Bank(オーストラリア・ニュージーランド銀行)
- Commonwealth Bank(コモンウェルス銀行)
- Westpac Bank(ウェストパック銀行)
- NAB(ナショナル オーストラリア銀行)
4大銀行はどれもオーストラリア国内に多くの支店、ATMがあるため、どの銀行口座を開設したとしてもさほど大きな違いはありません。
自分が普段生活する地域の一番近い銀行で選んだり、学校に通われている方は学校から近い銀行を選ぶといいかもしれません。
銀行名 | 支店数 | ATM数 | 最低維持費 |
ANZ | 600 | 900以上 | $5/月※ |
Commonwealth | 870 | 2000以上 | $4/月※ |
Westpac | 800 | 1000以上 | $5/月※ |
NAB | 550 | 900以上 | $0 |
※Commonwealth: 25歳以下または毎月$2000の預かりがある場合無料
※Westpac: 学生、30歳以下または毎月$2000の預かりがある場合無料、一時滞在者の場合(12ヶ月無料)
私たちはANZ銀行にしました。
理由としては、オーストラリアに滞在中にニュージーランドにも行こうと思っていたため、ニュージーランドにも支店が存在するANZ銀行にしました。
口座維持費が毎月かかりますが、仕事を始めたら毎月の収入が$2000は超えてくるので、実質無料になります。
開設の詳しい手順はまた後ほど書きたいと思います。
まとめ
今回はオーストラリアに到着した後に行うことを簡単にご紹介しました。
□ 携帯の契約
□ OPALカードの作成
□ 住む場所の検索
□ 在留届の提出
□ TFN申請
□ 銀行口座開設
オーストラリア生活の基盤となる部分なのでできるところから早めに行いましょう!
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