シドニーでは日本と同じように公共の交通機関がたくさんあります。
バス、電車はもちろんのこと、フェリーも交通機関として存在します。
また、市内には路面電車も走っており、移動は比較的便利と言えます。
ただ、日本から来られたばかりの人はそれぞれの交通の特徴や、料金はいくらくらいなのかなど、不安な点も多いかと思います。
そこで、今回は公共交通機関の種類別の特徴、料金、おすすめの移動方法をご紹介します。
これからシドニーに来られる際には是非参考にしてみたください!
シドニーの主な交通機関
バス
現地の方にも多く利用されている交通機関がバスです。
シドニーでは1450台のバスが200以上の路線を走行しています。
バスは都心はもちろんのこと、郊外までバス停が存在するため、現地の方で車を持っていない方も多く利用しています。
特徴
・都心だけでなく郊外まで行くことができる
・料金が安い
・深夜、早朝にも運行している
・時間通りに来ることがほとんどだが、たまに来ないときもある
・バリアフリー対策あり
料金
バスの場合は乗車した場所からの総距離で料金が変わっていきます。
また、平日と土日(祝日)、ピーク時間で料金が少し変わります。
距離 | 平日(ピーク時間*) | 土日・祝日 ピーク時間以外 |
3km以内 | $3.20 | $2.24 |
3-8km | $3.93 | $2.75 |
8km以上 | $5.05 | $3.53 |
他にも無料のシャトルバスや、観光バスなど、料金が違うものも存在しているため、自分の行きたい場所までの料金はアプリを使って調べましょう!
支払い方法
2022年現在、シドニーのバスは「キャッシュレス」になっています。
乗車の際には「デビットカード/クレジットカード」、または「OPALカード」で機械にタッチする必要があります。
その後、降車するときも同じく機械にタッチすることで、移動距離分の料金が支払われます。
具体的なバスの乗り方はこちらの記事でご紹介しているので、是非合わせてお読みください⬇︎
・準備中・
電車
電車はシドニー中心部を環状するように走行している路線もあれば、遠くに離れた都市をつないでいるため、観光にも適しています。
オーストラリアに来たときはシドニー空港から市内まで電車で移動するのが一番効率的です。
シドニーには170個もの駅があり、8つの路線が存在します。
特徴
・二階建て車両が多く、人がたくさん乗れる
・都心を中心にシドニー西部・南部を主に走行
・待ち時間が少なく、移動も早い
・バリアフリー対策あり
・しゃべってはいけない「Quiet」車両がある
料金
電車の場合も乗った駅から降りる駅までの料金を支払います。
バスと同様に、平日と土日で少し料金が変わります。
距離 | 平日(ピーク時間*) | 土日・祝日 ピーク時間以外 |
0-10km | $3.79 | $2.65 |
10-20km | $4.71 | $3.29 |
20-35km | $5.42 | $3.79 |
35-65km | $7.24 | $5.06 |
65km以上 | $9.31 | $6.51 |
電車の場合は日本と同じでキャッシュレス、または事前に切符を買うことで、改札に入れます。
切符の場合は上記の料金よりも$1−2増しになるため、キャッシュレスをおすすめします。
改札でICカードをタッチして乗車し、目的の駅のホームで再度ICカードをタッチします。
フェリー
日本では馴染みがないフェリーですが、シドニーは湾に面しており、対岸のノースショアと呼ばれる地域も非常に人気があるため、市内からフェリーで湾を横断することも移動手段の一つとなっています。
移動時間は距離やフェリーの種類にもよりますが、多くは10分から20分ほどです。
悪天候だったり、霧が出ているときなどは運行が中止する場合があります。
特徴
・陸路で迂回しなくても移動ができる
・シドニーの美しい湾からの景色を堪能できる
・20ー30分おきに出港
・バリアフリー対策あり
料金
フェリーの場合はあらかじめ行き先を掲示板で確認し、出港する港の番号を確認します。
出発する港の改札で一度タッチしたら、降りたときはそのまま出ることができます。
電車と同じく、1回券を購入することができますが、ICカードよりも割増になるため、ICカードでの支払いをおすすめします。
距離 | OPALカード | 1回券 |
0−9km | $6.43 | $7.70 |
9km以上 | $8.04 | $9.70 |
ニューキャッスル ストックトン間 | $3.20 | $4.00 |
フェリーは主にシドニーの Circular Quay(サーキュラーキー)から対岸のタロンガ動物園や、ビーチが綺麗なマンリーに行くときにおすすめです。
OPALカード
シドニーで公共交通機関を利用する場合に持っておきたいのが「OPALカード」です。
このカードは日本でいう「SUICA」のようなタッチ式のICカードです。
OPALカードに事前にお金をチャージすることで、バス、電車、フェリー全ての機関がこれ一つで利用することができます。
また、OPALカードで支払いを行うと、切符や1回券よりも料金が安くなります。
2021年からは、クレジットカード・デビットカードも同様に割引が適用されるようになったため、OPALカードがなくても割引料金で乗車できるようになりました。
しかし、こちらに来てまだデビットカードを作っていなかったり、海外では日本のカードを使いたくない人はOPALカードを作成しておいても損はないでしょう。
OPALカードが作成できる場所
OPALカードは以下の場所で作成することがきます。
- 駅のサービスセンター
- OPALカード取扱コンビニ
- 公式ウェブサイト
- Service NSW
空港の駅にも窓口があるため、迷っている人は、空港で作っておきましょう。
OPALカードのメリット
1. 規定の料金を超えると無料
OPALカードでは、1日に$16.80以上、1週間に$50以上または土日(祝日)で$8.40以上乗ると、それ以降の料金は無料になります。電車やフェリーを通勤で毎日乗る方にはお得ですね!
2. 乗り換え時に同じ交通機関であれば追加料金無料
1時間以内に同じ交通機関を乗り換えた場合は、追加料金はかからずに、
1回の乗車として計算されます。
例えば、2km乗車 ➡︎ 一度下車 ➡︎ 1時間以内に乗り換えのバス ➡︎ さらに2km乗車
この場合は2kmの料金$3.20を2回払うのではなく、乗り換えが1時間以内のため、
最初の2kmと合計4kmで$3.93支払うということです。
3. 1週間の利用回数で割引
1週間のうちに8回の乗車を行うと、その後の料金が半額になります。
このように、OPALカードはさまざまなメリットあります。
料金残高が少なくなったときにチャージを行う必要がありますが、クレジットカードやデビットカードで支払いを行いたくない方は是非持っておきましょう。
おすすめのルート
1. オペラハウス周辺
オペラハウスはオーストラリアに来たからには見なくてはいけない観光スポットの一つです。
世界遺産にも登録されており、近くで見るとその美しい造形に感動します。
このオペラハウスは CIrcular Quay(サーキュラーキー)駅から徒歩10分ほどで行けます。
サーキュラーキー駅はシドニー空港から電車で20分、市内の中心セントラル駅からは10分で行けます。
オペラハウスに行った後はその隣にある、ボタニカルガーデンで散歩をするのがおすすめです。
ボンダイビーチ
市内の Martin Place駅から333番バス1本で行くことができるビーチです。
バスでおよそ40分のところに位置し、1kmにもおよぶビーチを堪能することができます。
地元ではサーファーに人気のビーチとなっています。
マンリービーチ
Circular Quay駅からCircular Quay Wharf(港)を利用し、マンリー行きのフェリーに乗ると、30分でマンリービーチに到着します。
マンリーは地元の方に愛されるビーチです。
海沿いのカフェが並んでおり、ランチやディナーに最適の場所となっています。
まとめ
シドニーではさまざまな交通機関が運用しており、車がなくても充分移動が可能となっています。
それぞれの乗り物に特徴や料金体制があるため、行く場所によって最適な方法を探してみてください。
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