オーストラリアのワーホリ中に不動産を介して賃貸を借りてみたため、獲得までの流れを紹介していきます!
想像よりハードで、挫けそうでしたが、何とか契約することができました。
注意点やコツなど、賃貸契約にトライしてみたい人に役立つ情報になればと思っています。
前情報
私たちとど夫婦は、2022年10月にオーストラリアのワーキングホリデーに出発し、はじめは日本にいる間にAirbnbを利用して、宿泊先を予約していました。
オーストラリア人夫婦の家の1室をお借りし、2週間宿泊しました。
宿泊代金は2週間でズバリ「14万円」でした!
周辺のホテルに比べるとだいぶ節約できていますが、早急に住まいを探さないと、用意してきた資金がすぐ底をつきます。。オーストラリアは家賃が高いです。
そこで、到着してからすぐに物件探しを始めました。
結果、私たちは2週間の間に内見に4か所行き、問い合わせた件数は10件以上でした。
その中で今住んでいる賃貸を運良く契約することができました。
現地の方や不動産に聞くと、「今年は住まいを探すのが非常に難しい状況」だと皆さん口を揃えて言っていたため、これからワーホリ中の方で賃貸契約を考えている方に少しでも有益な情報になれればと思いっています。
前置きが長くなりましたが、本題に入っていきます!
オーストラリアの賃貸について
オーストラリアの賃貸契約は日本と基本的な流れは一緒です。
- 物件サイトで気になる部屋を探す
- 不動産に連絡し、内見(インスペックション)に行く
- 契約申請を提出する(アプライ)
- 審査をまつ・家主の承諾を得る
- 承認されたら家賃を払って入居
こうみると、流れは一緒で、一見簡単そうに見えますが、実際は非常に難しいです。その1番の理由としては、ワーホリなどの短期滞在者でオーストラリアに来たばかりの場合、現地での生活を証明する書類がほとんどないからです。
そうなると、④の審査の時に「この人に家を貸しても支払いができるのか」といったところが不動産や家主側が思うところです。
そこで重要になってくるのが③の契約申請の提出ですが、この申請書類をいかに早く準備できるかで、契約獲得の差が出てきます。
少しでも契約に近づけるように、③の契約申請に準備するものを1つ1つ見ていきましょう。
契約申請のための書類を集めておく
オーストラリアの賃貸契約はオンラインで行うのが基本的です。
実際に不動産の方に会うのは内見の時と鍵の受け渡しの際だけです。
契約申請(Apply)もオンラインフォームから行うのが主流になっています。
オーストラリアの主流オンラインフォーム⬇︎(不動産によっては独自のものを採用しているところも)
日本では気になる部屋があったら基本的には先着順で内見や契約に進むことができますが、オーストラリアでは「争奪戦」です。
借りたい人が多い影響か、不動産はお客さんを待ってはくれません。自分からどんどん積極的に行かないとすぐに埋まってしまいます。
内見に行ったとしても、後日契約申請の提出した際に既に埋まってしまっていたり、人気物件だと家主さんのもとへは10件以上の申請があるかもしれません。
その中から自分が選ばれるためには、素早い申請はもちろん、魅力的なプロフィールの両方が求められます。
Realestate.com.au のプロフィール登録
一つ目のサイトのプロフィール登録手順をお伝えします!
まずはサイトの右端にある「Join」のボタンから自分のアカウントを作りましょう。
登録にはメールアドレス、あるいは表示されているものの中から連携もできます。
登録が完了すると、自分のアカウントのホームページが表示されます。
ホームから「Renter Profile」を選択し項目を入力します。
Renter Profileでは「Personal」と「Household」と2つの分類があります。
左の画像は私のプロフィールですが、項目の横に「緑のチェック」がついているのが完了したもの、記載漏れがあると一番上の項目のように「>」の印がつきます。
項目は上から:個人の詳細、私について、住所履歴、雇用、収入、証明書、緊急連絡、テナントチェック※となっています。
※テナントチェックはクレジットカード作成時の審査と似ていて、自分の名前やID、誕生日などから相手側が歴を調査するシステムです。有料なため、短期滞在者の方は行わなくても次に進めるので大丈夫です。
すべての項目に緑のチェックがつかなければ契約申請ができないので注意してください。
項目の中でAbout me、Address History、Employment、Identity Documentsのポイントを解説していきます。
About meの書き方
About meは自己紹介部分になります。
ここでは自由に自分とはどういった人なのかを書くことができます。短期滞在者の場合は記事の冒頭でもお伝えした通り、今まで現地に住んでいる方に比べて証明するものが不足していて、普通に申請しただけでは通らない可能性のほうが高いです。
そこで、足りない証明を補うために自分の自己紹介の中に以下の情報を書いておくといいと思います。
- どういった目的でオーストラリアに来たのか
- 人柄
- 今までの職歴、年収
- オーストラリアでどのような仕事をしようと思ってるのか
- 契約期間の希望
少しでも不動産や家主に自分はどういった人でどのような「借主」なのかを明確に伝えておくとプラスの評価になります。
例)
I just came to Australia for a working holiday from Japan.
I wanted to experience what it is like to live in a different country. I am eager to learn the Australian culture.
I am easygoing, polite and organized. I respect others and be responsible for myself.
I used work as a business man in Japan and have enough savings to go through 3 months without any income.
I am thinking of getting a hospitality and service job while staying in Australia.
このような情報があるのとないのでは、家主さんの信用が変わってきます。
是非書いてみましょう!
Address Historyについて
オーストラリアで住まいの履歴がなくても日本で賃貸を借りていた人は日本での住所歴を入力することでカバーできます。
現在住んでいる場所と過去に住んでいた場所2年分の登録する必要があります。
私は現住所を日本の実家にしました。
過去の2年分は賃貸に住んでいた時の住所を書きました。
しかし、でたらめな住所を書いてないかどうかの証明を行うために、証人を登録する必要があります。実家の場合は親のメールアドレスと電話番号、賃貸の場合は不動産のメールアドレスと電話番号を登録する必要があります。
また、証人メールアドレス登録画面で保存を押すと自動的に証人へメールが送られてしまいます!
そのため、日本の不動産にあらかじめオーストラリアで賃貸を契約するにあたり、証人となってもらえるかを連絡しておきましょう。私は事情を説明したところ、快く承諾していただきました。
また、証人の方が自動送信されたアンケートに返答しない限り、緑のチェックがつかないため、なるべく早く記入してもらえるようにお願いしましょう。
Employment
雇用に関しては、現在の就職先を登録します。
私はオーストラリアに来たばかりで仕事についていなかったため、現職は無職としました。
もしアルバイトでもオーストラリアで働いている場合はその勤務先を登録しましょう。
ここでも証人となる方が必要なため、自分の上司の方にお願いしましょう。
Identity Documents
ここでは本人確認証明を2種類登録する必要があります。
私の場合はパスポートと国外運転免許証を利用しました。
本来であれば2つ目の証明書は自分の名前の入った銀行の利用明細書 (Bank statement) や健康保険証、電気料金明細などが推奨されています。
上記が全て終われば、プロフィールの完成です!
完成したプロフィールを使用して、内見に行った物件にオンラインから契約申請ができるようになります。
先にこれを完成していないと、せっかく内見に行ったのに契約申請ができず、埋まってしまったといったことにならないようにしましょう。
私は内見に行ったものの最初の1件は契約申請できませんでした。。
2Apply.comのプロフィール登録
2Apply も Realestate と同様に自分のプロフィールを登録し、契約申請に使用します。
大まかな登録内容は同じです。
まずはホームページからアカウントを作成しましょう。
アカウントを作成したらダッシュボード画面から「View your Renter Profile」を選択します。
プロフィールでは、先ほどと同様に項目が並んでいます。それぞれを記入し、緑色のチェックが左についたら完了です。
2Applyでも証人登録がありますが、プロファイルに登録しただけではメールは自動送信されません。
しかし、不動産が契約申請後に連絡をするケースがあるため、証人として記入する方には事前にお願いしておきましょう!
また、こちらの「Application Documents」は100点方式を採用しており、いくつかの証明書が必要です。100点を超えても加算されていくため、あらゆる証明書を添付しましょう。
Primary Documentsはパスポートとビザを入力することで70点になります。
Secondary Documentsでは他の証明書としてマイナンバーや国外運転免許証を添付しました。
Proof of Incomeでは日本で発行しておいた銀行の残高証明書、ネット銀行の残高証明書を2点添付しました。
この2Applyもテナントチェックは必須ではないのでスキップしても大丈夫です。
これでやっと契約申請(アプライ)の準備が整いました!
いよいよ物件サイトで条件の合う部屋を探していきましょう!
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